60年代ドイツ製アンプの圧倒的なゲルマニウムサウンドSABA STUDIO 2A サウンドチェック済み 完全動作品
ドイツ音響の老舗SABA（ザーバ）が1967年に製造したアンプ・チューナー STUDIO 2A サウンドチェック済み完全動作品 を出品いたします。名機と言われるアンプが非常に多い60年代のドイツの製品ですが、ゲルマニウムトランジスタを搭載したアンプはGRUNDIG、SABA、RFTの極一部の製品に限られており、その中でもSABAのSTUDIO2Aが圧倒的に品質が高いと感じます。こちらヨーロッパ、特にドイツではコアなファンの間でGRUNDIG SV80と並び今でも高値で取引されており、「真空管よりも良い」と愛好する人もいるモデルです。TELEWATT業務機品質設計
Klein+Hummel社との協同開発TELEWATTプロジェクトでもSABAの製品の品質の高さは知られているようです。私のオークションでもすでに数回ご落札いただいているアンプES20はまさにそれを象徴するようなトランジスタアンプです。フラットに広がる周波数特性、多いだけで無く「濃くて厚い」中低域、クリアな高域というジャーマンサウンドの基軸のようなサウンドです。このSTUDIO 2AはES20のクリアで厚くてフラットという特性に「熱さ」が付加されたような印象を受けます。それが純粋にゲルマニウムによるものなのかどうかは私には明言できませんが、例えば高域は明らかに他のどの製品よりも「シルキーだ」と感じますし、また低域は妙に立体的です。このシルキーさは真空管アンプのサチュレーションとは質的に違うものだと感じます。また倍音も非常に豊かです。
初めてTELEFUNKENのVシリーズの音を聞いたとき、また初めてKLEIN+HUMMELのTELEWATTを聞いたときは上から下までびっちりと詰まった周波数特性と楽器のようなレスポンス、安定感に感動しました。このSTUDIO 2Aはそれを思い出させるものの、他とは明らかに一線を画した品質を持っていると感じます。フルに鳴っているのに重たくない、生々しいのに聞き付かれない、クリアなのに滑らかな耳障り、そしてそこにあるかのように統一された音場を作り出す精度、こうした印象が強い製品です。じっくり音楽を聴いていると、アンプやスピーカーなど「装置の音」を聞いているのではなく、純粋に音楽を聴いているような感覚が得られました。
外部機器からステレオで信号を入力する場合はDIN-RCA変換アダプター（こちらは落札いただいた方にサービスでお付けいたします）を介してPHONOインプットに接続することになります。スピーカーは通常の形状のものと、ドイツ工業規格DIN仕様のものが使用できます。フォノアンプ、パネル上にあるイコライザーなどのプリ部の設計も非常に高品位です。
私がドイツのスピーカーの名機中の名機だと思っているSABA BOX2はこのアンプとの組み合わせを前提に設計されています。BOX2を完全にドライブするには事実上このアンプが最適だと言って良いかと思います。
本格的なジャーマンサウンドに関心があるものの、真空管には手を出しにくいという方も少なくないかと思います。実際古い真空管アンプはゲルマニウムトランジスタ搭載のドイツのアンプは極めて貴重です。この機会にどうかご検討ください。
SABA BOX2A スペック
製造：SABA製造年：1967製造国：ドイツモデル： HiFi-Studio IIA Stereo定格出力：24W(12x2)最大出力：32W(16x2)入力：PHONO・TAPE、RADIOその他：BALANCE,、EQ、ステレオ・モノ切り替え、LINEAR寸法：420 x 180 x 330 mm
発送について
私が在住するポーランド・ワルシャワからポーランド郵便 Poczta Polska を利用して落札者様にお届けします。2018年から Poczta Polska を利用していますが、国際郵便にありがちな荷物の紛失、未配達などのトラブルは現時点では一件もございません。また、配送には通常10営業日前後かかっておりますが、こちら新型コロナウイルス蔓延の影響もありますので若干前後することがございます。発送後には荷物番号をお知らせし、お届けまでこちらでも配送状況を逐次確認しお知らせいたします。
ポーランド郵便局 Poczta Polskahttps://www.poczta-polska.pl/
落札者様へお願い
出品物はSABA STUDIO2A RCA変換アダプターのみとなります。写真に写っている他の備品は出品物に含まれませんのでご了承ください。この品物は数十年以上前に製造されたものであるということをご理解いただいた上でのご落札をお願いいたします。また配送日数も前後する場合がございますが、国際郵便であることをご考慮いただきご理解いただけますようお願いいたします。